2010年07月19日
六車の返すすべなき峠かな
若きボクシングファンは
WBO世界スーパーバンタム級
チャンピオン
ウィフレッド・バスケスjrの親父
ウィフレッド・バスケスを
知らないだろう。
WBA世界バンタム級
チャンピオン
ウィフレッド・バスケス
(プエルトリコ)に
王座奪回を狙う
六車卓也さん(大阪
帝拳)の試合は
初回から
激しい打ち合い!
両者ビッグパンチをヒット
六車さんがコーナーへ
追い込み ボディから
ショートパンチをヒットすれば
バスケスがカウンターで
ロングフックをビュンビュン
振り回す。
「これはKO決着か!」
と思ったら
なんとバスケスが途中から
アウトボクシングに
切り替えた。
バスケスは足を使い
ひたすらカウンター狙い
六車さんは
顔面を腫らしながら
バスケスを追う。
最終12Rを終え
両者のセコンドが
「自分の勝ちだ」と
選手を抱きかかえる。
ワシは攻勢点で 「六車
さん王座奪回に成功や」
と思ったが
判定は引き分け
「嘘だろう 六車さんの
勝ちやんけ」
テレビの前で怒鳴った
ワシでした。
「六車の返すすべなき
峠かな」…この試合後に
この詩が紹介された。
今でもワシは思う
「あれは六車さんの
勝ちやで」と。
Posted by KSボクシング at 04:49│Comments(0)