2010年10月12日
井岡ジム四億円賠償記事を読んで
井岡ジム四億円賠償記事
を読んで
ワシは「正直…
また事故が起きていた
のか!」と落ち込んだ。
井岡ジムの選手が
どんな状態で事故に
あったのか
ワシは知らないし
書くことでは
ないだろう。
しかし、ワシも含め
プロ・アマチュア
ボクシング業界は
練習中の事故を防ぐため
事故原因を考えなければ
ならないと思う。
1・現場責任者の
責任不足
これは
ワシ自身が一番驚いた
ある高校生アマチュアボクサー
から聞いた話。
一部の高校・大学では
監督が週に一回
もしくは
月に2〜3回しか
ボクシング部に顔を出さず
普段の練習は
選手同士でミット持ったり
サンドバッグ打つだけ
たまに監督が来たときに
スパーリング
それだけだそうだ。
あくまで
一部の高校大学の話だが
これで試合に出場する
のだから怖い話や。
2・指導者の指導力
及び 認識不足
これは
ワシがジムトレーナー時代
実際にあった本当の話
です。
当時 ワシは三十代後半
ワシが所属したジムには
ワシを含め常時5人
トレーナーが在籍して
いましたが
一人だけ60代後半の
トレーナーがいました。
このトレーナーが問題で
ある日 練習生A君が
ミット打ちが終わって
すぐワシに
「ヘボさんすみません」
ワシ
「どうしたん」
A君
「昨日のスパーリングで
頭痛いのに
Bトレーナーにスパーリングやれ
って言われたんです」
ワシ
「分かった
ワシが断るよ」
ワシがBトレーナーに
「Bさん
A君は昨日のスパーリングで
頭が痛いと言ってます。
今日はスパーリングは
ダメですよ」
Bトレーナー
「昨日
スパーリングしたのに
今日 ダメかい?」
ワシ
「ダメです。
A君は頭が痛いって
言ってるじゃないです
か! 家に帰らせます」
Bトレーナー
「わかったよ」
一部だけ書きましたが
ここで もし
練習生のA君が
自分のコンディションを
正直にワシに話してくれ
なかったらと考えると
ゾッとするし
やはり指導者は
選手との「コミュニケーションが
大切」です。
そして 先程 書いた
一部の年配のトレーナーは
今でも
「根性・精神力・前進」
主義者が多い。
現代の若者は
喧嘩をしたこともなく
受験勉強で基礎体力も
ない人間が多い。
昔の感覚で指導すれば
必ずケガや事故が
起こる可能性が
高くなる。
考え方を改め
「根気よく指導」
すべきだ。
それに我慢出来ないなら
そこまでの選手です。
最後に
事故にあった選手の
一日も早い社会復帰を
心より願っております。
ヘボ
Posted by KSボクシング at
22:04
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